太平洋クラブライオンズのワインカラー帽子を再現したから、次はユニフォームも、とは思ったのですが、実際に作るととても高価になってしまうので、取り敢えずはTシャツでレプリカ風のを作ってみようと思いました。 まずは帽子と同じワインカラー色のTシャツを探しましたが、ワインカラー色のは女物しかないんですね。(^^;)そこでV首のTシャツの白を買って、ワインカラー色の染料で染めました。今は洗濯機で簡単に染められるから助かりますね。本当は袖は白、身頃はワインカラーと染め分けたかったのですが、今の私の技術では無理です。(;_;)それでも何とか帽子と同じワインカラー色に染まってくれました。かなりオリジナルに近いいい感じです。(^_^) さあ、次は胸マーク付けです。アイロンでくっつくのりが付いている市販のゼッケン用白布を買って来て、「TAIHEIYO CLUB」のロゴを、パソコンのフォントを拡大コピーしたものを利用してその布に写し書き、きれいに切り抜いて、シャツの胸にきれいに並べて、アイロンを掛ければハイ、一丁出来上がり!(^_^)シャツを染めるのに結構手間はかかりましたが、案外簡単に出来たのでとても嬉しかったです。 ワインカラー一色のTシャツの胸に、燦然と輝く「TAIHEIYO CLUB」の白文字。それを見た私は軽い興奮を覚えました。35年も前に失われたものが、今ここに甦ったのですから。そのシャツを着て、例のワインカラー帽子をかぶって鏡の前に行った私は、あっと息を呑みました。そこにはまさしく、あの「太平洋クラブライオンズ」がおぼろげながら蘇っていたからです。かつて一世を風靡した(?)あのワインカラーユニフォームのライオンズが…。 それを見た私はいやが上にも気持ちが高ぶり、身体は自然に東尾投手の投球フォームをなぞっていました。「ここは西宮球場…阪急との試合だ…1回裏、先発の東尾は先頭の福本に対して振りかぶって…」「そして吉岡がヒットを打って、大田がホームランを打って、リリーフした古賀が後続をピシャリ…」私の頭の中は止めどなくあの時代の光景が駆けめぐり、夢を見ているかのようにしばし酔いしれていました。 そしてふと気が付いてみると、いつの間にか、私の頬には二筋の熱いものが流れていました。あれは幻だったのだろうか…。あの時代は、あのライオンズは、一体どこへ行ってしまったのだろうか…。現実に引き戻された私は、何かに祈るように静かにTシャツを脱ぎ、その上に帽子をそっと置きました。 ※このワインカラーTシャツが欲しい方は、メールを下さい。今ではきれいなワインカラーTシャツも市販されていますし、胸マークもご覧の通りきれいにプリントできます。本当にいい時代になったものです。私には思い入れがあるデザインなので、突発的に製作するかもしれません。(^^) |
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胸マーク入りワインカラーTシャツ 頒布価格 3,500円 予約数 1枚 ※実際の色合いおよびデザインは、写真と若干変わる場合もあります。 |